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開放の校門から不審者 高校生PTSDに あの事件の教訓どこに

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事件後も開いたままの県立高校の正門=愛知県内で2023年11月9日午後6時22分、酒井志帆撮影
事件後も開いたままの県立高校の正門=愛知県内で2023年11月9日午後6時22分、酒井志帆撮影

 この春、愛知県内の公立高校の部室に不審者が侵入した。女子生徒(16)が逃げる途中に階段で転倒し、全治4カ月のけがをした。学校は「改善すべき点があった」として、事件後に防犯カメラを設置した。だが、校門は事件後も変わらず開け放たれたままになっている。「あの事件」の教訓が生かされていない――。専門家は警鐘を鳴らす。

突然ドアが……

 事件は4月11日に起きた。時刻は午後7時を過ぎていた。愛知県三河地方の県立高校の部室。2年の運動部マネジャー、美玲さん(仮名)が片付けなどをしていると、突然、ドアが開いた。

 「早く帰りなー」。男の声がしたが、すぐにドアが閉まったため、顔は見ていない。美玲さんがすぐにリュックを背負い、外へ出ようとした瞬間、再びドアが開き、男が立ちはだかった。

 電気が消えた薄暗い部屋で男は声を発することもなく、スマートフォンのライトを照らせというジェスチャーをした。明かりをつけると、男は下半身を露出していた。

 「きゃー」。…

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