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ルポ路上売春 2023年の歌舞伎町から

「いつでも、何度でも」献身的な支援、資金の悩みも 支える手/4

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女性の緊急避難用に「レスキュー・ハブ」が用意しているシェルター。いつでも使えるように整えられている=東京都新宿区で2023年12月、春増翔太撮影
女性の緊急避難用に「レスキュー・ハブ」が用意しているシェルター。いつでも使えるように整えられている=東京都新宿区で2023年12月、春増翔太撮影

 週末の午後8時すぎ、開けて間もない相談室には、まだ誰も来ていない。

 「今のうちにやっちゃいましょうか」

 坂本新さん(52)は、チューブが詰まった小さな箱をいくつも取り出した。「(化粧品メーカーの)ロクシタンがハンドクリームを送ってくれたんです。使ってくださいって」。活動に賛同する企業から時折、こうした女性向けの寄付がある。

 歌舞伎町の路上を「居場所」にし、売春する女性たちの物語を描く「ルポ 路上売春」。最終章の第7部は、女性たちに手を差し伸べる支援者を追います。18日まで連日午後4時公開予定です
第1回 深夜の薬局へ
第2回 午前2時の相談
第3回 異国に見た原点
第4回 協働の輪
番外編として、社会学者・宮台真司さんのインタビューを1月下旬に公開予定です

 チューブを小さな透明の袋に入れ、「レスキュー・ハブ」のカードを同封し始めた。この後、外に出て路上の女性たちに声をかけながら配るためだ。

 マスクや使い捨てカイロ、洗顔用品。手渡す品は季節やその時々で違うが、必ず名刺大のカードを貼っている。

 「いきなり『困っていませんか』と聞いて話をしてくれる子はめったにいません。顔を合わせて『この人なら』と思ってもらい、ようやく相談をしてくれるんです」

 彼氏の暴力に悩んでいる。今夜泊まる金もない。本当は勤務先の性風俗店を辞めたい――。寄せられた悩みに、一つずつ向き合った。

人の輪

 ただ、その相談事は坂本さんだけで解決できない。相手の状況を聞き、必要な支援ができる…

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