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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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イスラエル、終戦まで「数カ月以上かかる」 ハマス壊滅へ長期戦視野

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イスラエルのガラント国防相=中部テルアビブで10月28日、AP 拡大
イスラエルのガラント国防相=中部テルアビブで10月28日、AP

 イスラエルのガラント国防相は14日、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦闘について、終戦まで「数カ月以上かかる」との見通しを明らかにした。イスラエルを訪問しているサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)との会談で述べた。ハマスは長年にわたってガザに地下トンネル網を築いており、イスラエルはハマスを「壊滅」するため、長期戦を視野に入れている模様だ。

 また、イスラエルのネタニヤフ首相は14日、サリバン氏との会談後の声明で「我々は兵士(の犠牲)を無駄にしない。ハマスを(ガザから)排除し、絶対的な勝利を得るまで戦い続ける」と述べ、米国などを除く各国が求める即時停戦を改めて否定した。

 イスラエル軍は14日、ガザ北部と南部で攻撃を継続。ガザ北部シュジャイヤ地区で学校内にあったハマスの指揮所を攻略し、南部ハンユニスではロケット弾の発射基地や武器庫を破壊したと発表した。多くの住民が避難している南部ラファでも空爆を実施し、ガザ当局によると、26人以上が死亡した。

イスラエル軍の攻撃で破壊された住宅を調べる市民ら=パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで14日、ロイター 拡大
イスラエル軍の攻撃で破壊された住宅を調べる市民ら=パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで14日、ロイター

 ガザの通信会社2社は14日、イスラエル軍の攻撃で電話とインターネットの通信が遮断されたと発表した。この影響で、パレスチナ赤新月社は14日、空爆などで負傷した住民が救急車を呼べない事態になっていると明らかにした。

 一方、ハマスは停戦の可能性を探っている模様だ。独DPA通信は14日、仲介国のカタールとエジプトが停戦に向け、イスラエルや米国と協議していると報じた。ハマス幹部は14日、中東のニュースサイト「アルモニター」に対し、ハマスがイスラエルを国家として承認する可能性を示唆した。ヨルダン川西岸のパレスチナ自治政府はイスラエルを承認しているが、ハマスはこれまで承認していない。停戦を実現するため、イスラエルに揺さぶりをかけている可能性がある。

 こうした中、ガザの人道危機は深刻さを増している。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は14日、人道支援物資を積んだトラックが大勢の住民に止められ、住民が食料を奪い、その場で食べるという事態が発生していると述べた。ラザリーニ氏は「人々がどれだけ絶望し、空腹に苦しんでいるかを示している」と主張。双方に即時停戦を求め、イスラエルにガザの「封鎖」の解除を求めた。

 当局の発表によると、戦闘による死者は14日、イスラエル側は約1200人、ガザ側は1万8787人以上となった。【エルサレム三木幸治】

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