戦国ビッチピンボール6

連載

デジタルを問う 欧州からの報告

欧州では人権や民主主義の視点でデジタルテクノロジーのあり方を問い直す動きがあります。現場から報告します。

連載一覧

デジタルを問う 欧州からの報告

ネットの闇から児童を守れ 規制を推進させた英国の父親の思い

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
14歳で自ら命を絶ったモリー・ラッセルさん=家族提供
14歳で自ら命を絶ったモリー・ラッセルさん=家族提供

 子供たちへの性的虐待は今、インターネットを介してより深刻化する。犯罪者たちはソーシャルメディアなどで未成年者に近づき、ネットは児童ポルノの売買や交換にも利用される。それを防ぐための新たな規制法案が欧州連合(EU)で検討されている。

 子供たちを守るため公権力はデジタル空間にどこまで介入すべきか。2020年にEUを離脱した英国では10月、EUに先駆けて児童に有害なコンテンツを排除するための「オンライン安全法」が成立した。

 法制化を後押ししたのは、ネットの闇に14歳の娘の命を奪われた父親の切実な思いだった。この法律を巡ってもEUと同様のプライバシー論争が起きているが、父親は「プライバシーは大切だが、社会の安全やほかの人権が優先されるべきときはある」と訴える。

14歳の少女が命を絶った理由とは

 17年11月、1人の少女がロンドン近郊の自宅で自ら命を絶った。モリー・ラッセルさん(当時14歳)。父イアンさん(60)はその死を…

この記事は有料記事です。

残り956文字(全文1368文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集