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大阪ビル放火

2021年12月17日、大阪市の繁華街「北新地」の雑居ビルで火災が発生し、容疑者を含む27人が死亡しました。

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「あなたの夫は無職なので」 遺族を奈落に突き落とした命の値段

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事件から2年となるのを前に記者会見し、犯罪被害給付制度への疑問を語る女性=大阪市北区で2023年12月12日午後1時4分、久保玲撮影
事件から2年となるのを前に記者会見し、犯罪被害給付制度への疑問を語る女性=大阪市北区で2023年12月12日午後1時4分、久保玲撮影

 不慮の死を遂げた人の遺族らに給付金を支給する国の「犯罪被害給付制度」。その算定方法に疑問が出ている。被害者が無職だと金額が低くなるためだ。国も制度見直しを決めたが、具体像はまだ見えない。

算定根拠は「ブラックボックス」

 「残された子どもの将来を考えると不十分」。17日で2年を迎える大阪・北新地の心療内科クリニック放火殺人事件(2021年12月)で夫を亡くし、犯罪被害者給付金を受け取った女性はそう訴える。幼く、言葉がつたなかった子どもはこの2年で夫の思い出話をしてくれるほど成長したが、この先を思うと不安が残る。

 夫は当時、無職。以前は職に就いていたものの、多忙で心身不調となって退職したためだ。再起に向けてクリニックに通い、事件の数日前には「復職のめどが立ったから、少し話したい」と語っていた。その矢先、事件に巻き込まれた。

 何の落ち度もない夫が殺され、女性はどん底に突き落とされた。給付金の申請期限が2年のため、23年2月に申請。その際、公安委員会の窓口で担当者から言われた言葉が忘れられない。…

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