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倉俣史朗デザイン展 工業素材×詩情 独自の頂 東京・世田谷

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 東京・世田谷美術館で開かれている「倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙」(2024年1月28日まで)は56歳で早世したデザイナー、倉俣史朗(1934~91年)による先駆的なデザインの源泉に迫る東京では27年ぶりとなる回顧展。アクリルやガラス、アルミからなる家具やインテリアデザインに通底する独特の詩情を、幼いころの記憶、ノートやスケッチに残した夢日記などからひもとく。

 倉俣は、東京・本駒込の父親が勤める「理化学研究所」の敷地内にある社宅で生まれた。広大なその土地には配管から蒸気が噴き出る工場が建ち並び、色とりどりの薬瓶が積まれていたという。一方、研究棟はガラス戸から葉を透かした日が廊下に降り注ぐ静かな場所だったそうだ。「宝島であり天国だった」と倉俣は振り返っている。

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