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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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イスラエル軍、ガザで過去最大規模のトンネル発見 越境攻撃が目的か

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イスラエル軍が発見した地下トンネル。車も通行できるという=パレスチナ自治区ガザ地区北部で2023年12月15日、ロイター 拡大
イスラエル軍が発見した地下トンネル。車も通行できるという=パレスチナ自治区ガザ地区北部で2023年12月15日、ロイター

 イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザ地区北部でイスラム組織ハマスが建造した過去最大規模の地下トンネルを発見したと発表した。長さ約4キロ、幅が約3メートルあり、車やバイクが通行可能だという。入り口はイスラエル境界から約400メートル離れた場所にあり、イスラエルへの越境攻撃を目的としていたとみられる。ただ、ハマスによる10月7日の攻撃で使用されたかは不明だ。

 軍によると、トンネルはイスラエルで働くガザ市民らが通行していたイスラエル境界のエレツ検問所付近から、ハマスの拠点がある北部のジャバリア難民キャンプまでつながっており、電気や空調、下水設備も整えられていた。軍はハマスのガザ地区トップ、シンワル氏の弟が建造を主導したとみており、弟がトンネル内で車に乗っている動画も公開した。エレツ検問所はイスラエルによるガザ封鎖の「象徴」でもあり、10月7日の攻撃で戦闘員は検問所を破壊し、警備していた兵士を多数殺害した。イスラエル軍は、ハマスが多額の資金をガザのインフラ整備に使わず、イスラエルを攻撃するためのトンネル建造に充てたとして強く非難している。

 イスラエル軍は17日、ガザ北部や南部で攻撃を実施した。ガザ当局によると、イスラエル軍は北部ジャバリア難民キャンプで複数の住宅を空爆し、約90人が死亡した。パレスチナ赤新月社によると、南部ハンユニスでは医療拠点であるナセル病院の産婦人科病棟が砲撃され、複数の負傷者が出ているという。また、イスラエル軍は17日、ハンユニスにあるハマスの軍事拠点を攻略し、中心部の一部を制圧したと発表した。

 イスラエル軍のハレビ参謀総長は17日、軍がイスラエル人の人質3人を誤射したことを受け、今後は白旗を掲げたり、両手を上げたりしている人を撃たないように兵士に指示した。

支援団体が配る食事を求めて集まる市民=パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで2023年12月17日、ロイター 拡大
支援団体が配る食事を求めて集まる市民=パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで2023年12月17日、ロイター

 一方、仲介国による人質解放交渉は続いている模様だ。ロイター通信などによると、ハマスは人質解放の条件として、イスラエル軍に停戦と一定のラインまでの撤退を要求。イスラエルはハマスに対し、事前に解放する人質の名簿を見せることや、停戦の具体的な日数などを求めており、恒久的な停戦や撤退は拒否しているという。

 こうした中、イスラエル政府は17日、ガザ地区への人道支援物資の搬入を拡大するため、イスラエルとの境界にあるケレム・シャロム検問所を開いたと発表した。米国などの要請を受けた措置で、17日は物資を積んだトラック79台がケレム・シャロム検問所を通過し、エジプト境界のラファ検問所と合わせて計201台のトラックがガザに入ったという。だが国連は、イスラエル軍の空爆などにより、ガザでの物資配布が困難になっていると主張している。南部ラファでは物資を積んだトラックに空腹に苦しむ大勢の市民が群がり、物資を奪う事態が複数発生している。【エルサレム三木幸治】

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