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同じ道場から「型」世界王者と「組手」準V 空手道選手権

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型部門で優勝した渡辺さん=北九州市小倉北区で2023年12月7日午前10時26分、山下智恵撮影 拡大
型部門で優勝した渡辺さん=北九州市小倉北区で2023年12月7日午前10時26分、山下智恵撮影

渡辺大士さん「常に全力 後輩を引っ張る」 

 10月に東京都であった「第13回全世界空手道選手権大会」で、新極真会福岡本部の師範代、渡辺大士さん(45)=小倉北区=が「型部門」で優勝し、世界チャンピオンに輝いた。同じ道場所属の網川来夢(らむ)さん(20)=同=も「組手女子の部」(体重無差別)で準優勝した。【山下智恵】

 大会は、相手に打撃技を当てる「フルコンタクト空手」の最高峰とされ、組手は1対1の対戦。型部門は型のスピードや力強さの評価を競うもので、今大会から新設された。

 36人が出場した型部門の初代王者になった渡辺選手は鹿児島県奄美大島出身で、10歳で空手を始めた。2009年に組手で世界ベスト8まで上り詰めたが、試合の度に骨折するなどけがが重なり、14年に現役を引退。その後は指導に専念していた。

女子の部(体重無差別)で準優勝した網川さん=北九州市小倉北区で2023年12月11日午前8時51分、山下智恵撮影 拡大
女子の部(体重無差別)で準優勝した網川さん=北九州市小倉北区で2023年12月11日午前8時51分、山下智恵撮影

 今回、型部門が創設されたため現役に復帰。「現役時代と練習量は変わらず体力は落ちていなかった。(引退後も)後輩に型を見せる場面もあり、自信はあった」と話す通り、得意の型「五十四歩(スーシーホ)」で見事優勝を果たした。

 大会出場は今回が最後といい「自分を追い込んだ苦しい1年だったが、アスリートに戻った充実感があった。常に自分自身が全力で取り組み後輩を引っ張りたい」と意気込んだ。

網川来夢さん「うれしさ半々 更なる挑戦」

 一方、北九州市出身の網川選手は自身最高の世界2位の結果だったが「うれしい気持ちと悔しさと半々」と渋い表情。激しい打撃を伴うフルコンタクト空手は、試合を重ねるごとに身体にダメージを受けるが、決勝の相手はそうではなかった。何より、勝てるという自信でかなわなかったという。

 次の目標は24年10月の全日本大会での優勝だ。選手権大会後に左足の手術をし、約4カ月は蹴りなどができないが、焦りはない。スタミナを付け、ウエートを強化し、身体の軸である体幹を鍛えるつもりだ。

 「世界2位になり周囲から追われる立場と言われたが、自分が強いと思わない。追う立場として挑戦していく」と更なる高みを見据えた。

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